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平成26年度国の施策・制度に関する提案・要望について 発表資料 平成25年6月分 | 相模原市

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(1)

「平成26年度 国の施策・制度に関する提案・要望」について

平成26年度の国の予算編成に向けて、本市の将来にとって特に重要な施策 に係る国の施策・制度に関する提案・要望項目をとりまとめ、「平成26年度 国 の施策・制度に関する提案・要望書」として作成し、中央省庁への要望活動を 行いましたので、お知らせします。

1 要望日・要望先

・6月14日(金) 内閣府、総務省、国土交通省

・6月17日(月) 厚生労働省

・6月18日(火) 国土交通省

2 要望内容

別添「平成26年度 国の施策・制度に関する提案・要望書」のとおり

平成25年6月19日 相模原市発表資料

問い合わせ先 企画政策課 042- 769- 8203

(2)

平成26年度

国の施策・制度に関する提案・要望書

相模原市

(3)
(4)

相模原市政の推進につきましては、日ごろから格別の御高配、御

協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

本市は、平成22年4月に政令指定都市に移行し、より主体的で

自立的な行財政運営を進めるとともに、首都圏南西部をリードする

広域交流拠点都市として、 防災をはじめ、 福祉や医療、 教育の充実、

産業集積や雇用創出、環境保全など幅広い分野において、市民サー

ビスの向上を図り、 「人や企業に選ばれる都市づくり」に取り組んで

います。

現在、わが国では、厳しい社会情勢や少子高齢社会の進行など多

くの困難な課題に直面しております。加えて、欧州の経済危機やア

ジアを中心とした新興国の成長鈍化などにより、世界経済の先行き

は依然として不透明な情勢が続いております。

このような状況の中、様々な影響や不安が市民生活に広がってい

るとともに、本市においても、医療費や生活保護費をはじめとする

扶助費などの義務的経費が増加を続けており、今後においても厳し

い財政運営を強いられることが見込まれます。

本提案・要望書は、本市の今後の施策の展開に当たって、国にお

いて制度及び予算などについて、御協力をお願いしたい事項を取り

まとめたものです。

つきましては、国においても厳しい財政状況にあることは承知し

ておりますが、本市の提案・要望につきまして特段の御配慮をお願

いいたします。

平成25年6月

相模原市長 加 山 俊 夫

(5)

【内閣府、国土交通省】

1 首都圏の防災対策の強化等… … … 1

【内閣府、総務省、国土交通省】

2 地方分権改革の推進… … … 3

【防衛省、外務省、総務省、財務省】

3 米軍基地の早期返還等… … … 5

【総務省】

4 地方交付税制度の見直し… … … 11

【総務省、国土交通省】

5 空き家対策… … … 12

【文部科学省】

6 教職員定数の改善等… … … 13

【厚生労働省】

7 国民健康保険制度の抜本的改革… … … 14

8 任意予防接種の早期定期予防接種化と財源確保… … … 15

提案・要望事項

掲載ページ

(6)

9 妊婦健康診査公費負担制度の見直し… … … 16

10 保育所の待機児童解消に向けた財政措置… … … 17

11 公契約法の制定… … … 18

【国土交通省】

12 リニア中央新幹線の早期建設・小田急多摩線延伸の促進… … 19

13 首都圏三環状道路などの主要道路の整備… … … 21

14 社会資本の整備・維持のための財源確保… … … 23

【農林水産省】

15 農業関係法令の基準の見直し等… … … 24

【警察庁】

16 警察の体制強化・警察法の改正… … … 25

【最高裁判所、横浜地方裁判所】

17 横浜地方裁判所相模原支部における合議制裁判の実施… … … 26

掲載ページ

(7)

【 提案・ 要望の説明】

東日本大震災の教訓(行政機能の停止等)を踏まえ、今後、想定される首都圏直下型地震 などに対し、首都圏の防災対策の強化の一環として、国の基幹的広域防災拠点を含む広域防 災施設の在り方や、行政・産業を含むあらゆる首都機能の維持に必要なバックアップの概念や 方法などについて、国としての考え方の整理が急がれています。

九都県市首脳会議においても、基幹的防災拠点を津波等の影響のない内陸部へ設置する よう提案したところであり、また、首都中枢機能 のバックアップ機能につ いても、災 害時に迅速 かつ機動的な対応ができるよう、首都圏外の遠隔地ではなく、首都圏内への整備について提 案したところです。

本市は、基幹的防災拠点やバックアップ機能の立地選定において最も重要な事項の一つで ある、市域に活断層 がなく平坦 で安 定した強 い地盤 という特 性を兼 ね揃えているほか、リニア 中央新幹線駅の設置、首都圏中央連絡自動車道の一部となるさがみ縦貫道路の開通、小田 急多摩線の延伸など、首都圏南西部の広域交流拠点都市としての新たなまちづくりの可能性 が広がっていることから、首都圏の防災対策の強化等について、上記の3つの事項を要望しま す。

1 首 都 中 枢 機 能 の 維 持 の ため、 防 災 機 能 を含 めた首 都 機 能 の バ ッ クアッ プの

在り 方やバッ ク アッ プに対する具体的な整備と 体制の強化について、 国と し て早

急に考え方をまと めるこ と 。

2 首都圏の防災対策の強化の一つと し て、 内陸部における基幹的防災拠点の

整備について、 東 北・ 北陸・ 中 部・ 関西 などの広域 ブロッ クと の 連 携を円 滑に実

施するため、 首都圏内と 各方面と の高速道路のJ C T 等交通の結節点周辺や空

港、 港湾周辺等に複数の基幹的防災拠点を整備するこ と 。 と り わけ関西圏・ 中部

圏と の結節点である本市の相模総合補給廠の一部( 返還予定地等) を候補地と

し て検討し 、 設置に向けた取組を進めるこ と 。

3 首都 中枢 機能 の バッ クアッ プの検討 の 際には、 道 州制 や大 都市制 度の 創設

を見据えた中で、 圏域での中枢機能を担い、 先駆的・ 先導的な役割を果たすこ と

を目指し ている本市の地域資源・ 特性を生かし た行政機能などのバッ ク アッ プ機

能の配置を検討するこ と 。

1 首都圏の防災対策の強化等

内閣府、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

(8)

危機管理局危機管理課長 高梨 邦彦 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 8 都市建設局まちづくり計画部広域交流拠点推進課長 小池 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 4 7

提案・要望の担当】

相模原市位置図

相模総合補給廠

(9)

【 提案・ 要望の説明】

地方分権改革は、地方分権改革推進委員会による累次の勧告において、住民に身近な行 政に関する企画、決定、実施を、できる限り地方自治体にゆだねることを基本として、国と地方 の役割分担を徹底して見直す取組であるとされています。また、これまでの取組は義務付 け・ 枠付けの一部の見直しや、事務権限の一部が移譲されたものの、その内容やスピード感など、 実施状況は、まだまだ不十分といわざるを得ない状況です。

そこで、「地方分権改革推進本部」及び「地方分権改革有識者会議」を活用し、基礎自治体 優先の原則を前提とした真の地方分権の実現に向け、地方制度の抜 本的な見直し等の取組 を発展・強化させるとともに、現行の取組についても迅速かつ着実な推進を要望します。さらに、 地方分権改革を進めるに当たっては、「国と地 方の協議の場」、「地 方 分権改革有識者会議」 等において、地方との協議を充実させるなど、地方意見の反映を要望します。

なお、個別の事項については、次のとおり要望します。

(1)新たな大都市制度検討を含めた地方制度の見直し

現在の指定都市制度は、事務権限の在り方、税財源の仕組みなどにおいて課題があり、 本格的な人口減少社会 の到来や経済のグローバル化の進展などの社 会経済の大きな変 化を前に、持てる地域ポテンシャルを発揮し、自主的・自立的な都市経営を行い、住民福 祉の向上と地域経済の成長を図っていく上で支障があります。

そのため、昨今 、各 大 都市においてそれぞれの地域にふ さわしい大 都市の在り方 につ いての検討や制度提案がされており、このような動向を踏まえ、第30次地方制度調査会に おいても、大都市制度の在り方についての検討が進められているところです。

1 新たな大都市制度を実現すると と もに、 制度検討に当たっ ては、 周辺地域に

おいて大都市が果たす役割を踏まえ、 地域の実情に応じ た多様な制度と するこ

と 。

2 国・ 県から 指定都市への大幅な権限移譲を進めると と も に、 早期に国による義

務付け・ 枠付けを原則廃止するこ と 。

3 道州制導入の検討にあたり 、 制度設計において、 真の分権型社会の構築につ

ながるよう 地方と 協議 し ながら進めると と もに、 国民的議論が必要なこ と から国

民への丁寧な説明を行う こ と 。

4 国直轄事業負担金は、 制度見直し の具体的な手順や工程を明ら かにすると と

もに、 国と 地方の 役 割分担 を明確にし 、 地方へ は税 財源と 権 限の移 譲 を行 う こ

と 。 国直轄事業の実施等に当たっては、 指定都市と の協議の機会を設けて、 そ

の意見を十分に取り 入れるこ と 。

内閣府、総務省、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

2 地方分権改革の推進

(10)

そこで、指定 都市 への事 務 ・権 限と財 源の移譲 を進 めるとともに、新たな大 都市 制度 の 実現を要望します 。なお、制 度検討 に当たっては、周辺 地域にお いて大都 市が果たす役 割を踏まえ、地域の実情に応じた多様な制度とすることを前提とするよう要望します。

(2)権限移譲の推進及び義務付け・枠付けの見直し

地域の実情に応じた行政サービスを展開できる自治の仕組みの拡充は大変重要で、基 礎自治体の事務・権限 の拡大は不可欠です。住民に最も近い基礎自 治体として、地域住 民のニーズを踏まえ、自主的・自立的な行財政運営を行うことが可能となるよう、国・県から 指定都 市へ の大 幅かつ 包括的 な権限移 譲を進 めることを要望します。併せ て、権限 移譲 により生じる新たな財政負担については、税源移譲を基本とした確実な財源措置を要望し ます。

また、並行して、早期に国による義務付け・枠付 けを原則廃止し、基 準 が必要な場合は 基礎自治体 にお いて条 例により定 める仕 組み の推進を徹底す るよう要望します。また、当 面の間、義務付 け・枠 付けによる国の関与を残す場合であっても、「従うべき基準」の設定 は原則として行わないこととするよう要望します。

(3)道州制の導入

道州制の導入は、国と地方の役割分担を根本から見直し、国の形を変える取組でありま すが、基礎自治体優先の原則のもと、地方分権改革を推進するものでなければならないも のです。

今後の制度設計において、真の分権型社会の構築につながるよう地方と協議しながら進 めるとともに、国民的議論が必要なことから国民への丁寧な説明を行うことを要望します。

(4)国直轄事業負担金の見直し

国直轄事業負担金については、平成25年度までに、現行の直轄事業負担金制度の廃 止とその後の在り方について結論を得るとされていることから、見直しの具体的な手順や工 程を明らかにするとともに、国と地方の役割分担を明確にし、国が行うべき事業は、国が全 額費用負担し、地方が行うべき事業は、確実な税財源と合わせた権限移譲を行うよう要望 します。

また、国直轄事業の実施や変更に当たっては、指定都市との協議の機会を設けて、その 意見を十分に取り入れるよう要望します。

提案・要望の担当】

企画財政局企画部広域行政課長 椎橋 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 4 8 企画財政局財務部財務課長 矢部 祐介 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 6 都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3

(11)

1 本 市 に所 在 する米 軍 基 地 ( 相 模 総 合 補 給 廠 、 キャンプ座 間 、 相 模 原 住 宅 地

区) について、 早期に返還を実現するこ と 。

2 返還財産の地元への処分に当たっ ては無償譲与等の優遇措置を講ずるこ と 。

3 基地交 付金については、 対象 資産に応じ た固定 資産税 相 当額を交付するこ

と 。 また、 調整交付金については、 地位協定の実施に伴う 地方税の非課税措置

等による本市の損失を全額補てんするこ と 。

4 米軍に対し ても 生活環境の保全に関する国内法令や条例を適用するなど、 基

地 内 及 び基 地 周 辺 の 生 活 環 境 の 保 全 及 び安 全 確 保 の ための 措 置 を講 ずるこ

と 。

5 厚木飛行場周辺における、 米軍機による部品落下などの原因を早期に解明し

公表すると と も に、 実効性ある対策を講じ 、 再発防止に努めるこ と 。

6 民生安定助成事業の補助対象を拡大するこ と 。 また、 本市を厚木飛行場の特

定防衛施設関連市町村に指定するこ と 。

7 住宅防音工事の助成対象区域の拡大や、 助成要件の緩和など、 騒音対策を

講ずるこ と 。

3 米軍基地の早期返還等

防衛省、外務省、総務省、財務省

【 提案・ 要望事項】

米軍基地位置図

(12)

【 提案・ 要望の説明】

(1)基地の早期返還の促進

本市に所在する米軍基地は、市民生活やまちづくりにとって大きな障害となっていること から、早期の返還について要望します。特に「返還4事案」となっている箇所について早急 に返還が実現するよう要望します。

また、在日米軍再編により、キャンプ座間に米陸軍新司令部及び陸上自衛隊中央即応 集団司令部が設置されるなど、市の負担が増大していることから、より一層の負担軽減につ いて併せて要望します。

ア 相模総合補給廠の野積場及び北側部分の早期返還等

(ア) 平成20年6月に日米合同委員会において正式合意されたJR相模原駅北側の 家族住宅区域等の一部(約15ha)と鉄道・道路用地(約2ha)の返還、平成24年6 月に日米合同委員会において正式合意された西側野積場(約35ha)共同使用の 早期実現をすること。

(イ) 西側野積場(野積場共同使用部分、約35ha)及び北側部分(約33ha)の返還 をすること。

(ウ) 基地周辺の道路整備のため、日米合同委員会において協議中の北側のフェン ス沿い道路用地部分(延長約1,230m)及び「返還4事案」のひとつであるJR横浜 線と並行した道路用地部分(延長約1,400m)の早期返還の実現をすること。

相模総合補給廠 一部返還等の要請箇所

(ア)・(イ) 野積場共同使

用部分( 約 35ha) の返還

(イ) 北側部分( 約 33ha) の返還 (ウ) 北側フェンス沿い道路用地

部分( 延長約 1, 230m) の返還

(ウ) J R横浜線と並行した道路用地部分( 延長約

1, 400m) の返還<返還4事案>

相模原駅 JR横浜線 矢部駅

(ア) 家族住宅区域等( 約 15ha) の返還 (ア) 鉄道・道路用地( 約 2ha) の返還

(13)

イ キャンプ座間の一部返還等

(ア) 既に日米合同委員会において共同使用区域の拡大が合意されている、市道新 戸相武台のトンネル拡幅再整備の円滑な進捗に必要な配慮をすること。

(イ) 住民の利便性の向上を目的とした道路の整備のため、第7ゲートから県道51号

(町田厚木)へ通じる部分(ゴルフ場周辺外周道路部分、延長約1700m:返還4事 案)や旧まがり坂部分(延長約600m)、旧新磯高校東側道路用地部分(延長約20 0m)の返還等をすること。

(ウ) 市民の憩いの場及び防災空間として活用するため、ゴルフ場部分(約52ha)の 返還をすること。

第7ゲート

第4ゲート ( ア) 市道新戸相武

台の拡幅再整備

( ウ ) ゴ ル フ 場 部 分 の 返 還

(約52ha)

( イ ) ゴ ル フ 場 周 辺 外 周 道 路の返還<返還4事案>(延 長約1700m)

( イ ) 新磯高校東側道 路用地部分の返還(延 長約200m)

(イ ) 旧 ま が り 坂 部 分 (峰 の 坂 道 )の 共 同 使 用

(延長約600m)

キャンプ座間 一部返還等の要請箇所

(14)

ウ 相模原住宅地区の一部返還等

地域住民の生活環境向上のため、ウォーターフィルタープラント(浄水場)区域(約1.5 ha:返還4事案)、東側外周部分道路用地(延長約640m:返還4事案)及び北西側外周 部分(延長約950m)の返還、横浜水道道部分(延長約540m)の共同使用の早期実現を すること。

相模原住宅地区 一部返還等の要請箇所

(2)返還財産の処分条件等の見直し

返還財産については、原則、有償での処分となっております。しかしその一方で、旧軍港 市におきましては、旧軍港市転換法により、原則、無償とされており、同じ米軍基地を抱え る自治体として明らかに不公平であります。

また、基地が所在することにより、本市は長い間様々な負担や影響を受けております。基 地返還 跡地 (留 保地を含む 。)は次 代に引き継 ぐ貴 重 な財 産であり、市 民本位 で公共 ・公 益的に利用されるべきものであると考えます。

このことから、返還財産の地元への処分に当たっては無償譲与等の優遇措置を講ずるよ う要望します。

県道

51号︵町田厚木︶ ウ ォ ー タ ー フ ィ ル タ ー プ ラ

ン ト ( 浄 水 場 ) 区 域 の 返 還 < 返還4事案>

東 側 外 周 部 分 道 路 用 地 の 返 還 < 返 還4事案>(延長約640m) 北 西 側 外 周 部 分 の 返

還(延長約950m)

横 浜 水 道 道 部 分 の 共 同 使 用 ( 延 長 約 540m)

(15)

(3)基地交付金等の拡充

本市に所在する3か所の米軍基地は446haにも及ぶ広大な場所を占めており、都市化・ 過密化が進む中、計画的なまちづくりに支障をきたすとともに、市財政に著しい影響を及ぼ していることから、基地交付金については、十分な予算の確保に努められ、対象資産に応 じた固定資産税相当額が交付されるよう、また、調整交付金については、地位協定の実施 に伴う地方税の非課税措置等による本市の損失を全額補てんされるよう要望します。

(4)基地の環境・安全対策

基地内及び基地周辺の生活環境の保全及び安全確保のため、米軍に対しても生活環 境の保全に関する国内法令や条例を適用することや、基地に起因して騒音・水質汚濁・土 壌汚染・大気汚染等の環境問題が発生した場合は、米軍の責任において適正に処理する とともに、有害な廃棄物等の保管や処理の状況についての情報公開や自治体職員等によ る基地内への速やかな立ち入りの実現を要望します。

また、基地の返還や共同使用に当たっては、あらかじめ環境調査等を実施し、必要があ れば国の責任において環境浄化等の適切な措置を講じてから返還するよう要望します。

(5)事件事故の防止策

厚木飛行場 周辺にお いて、米 軍機による部品 落下など、事故が多 発 していることから、 機体・機器類の整備点検等を確実に実施し、整備・操縦に係る教育を徹底し行うなど万全 の措置を講じ、万一事故等が発生した場合には、その原因を早期に解明し公表するととも に、安全対策が講じられるまでは事故機と同機種の飛行中止や、真に実効性ある対策を講 じ、再発防止に努めるよう要望します。

(6)防衛施設周辺整備対策

ア 民生安定助成事業の補助対象の拡大

民生安定助成事業の見直しが行われ、平成23年度から、公園や公民館など、改修工 事の補助対象施設が追加され、採択基準も緩和されたところですが、時代の変化に対応 した更なる対象施設の拡大が図られるよう要望します。

また、本市では、特 に騒 音に苦しむ第 一種区域 における自治 会集会所 の建設につ い て、地元からの要望も出されていることから、自治会集会所の建設について対象とするよう 要望します。

イ 特定防衛施設周辺整備調整交付金について

本市は、厚木飛行場の空母艦載機により、多くの市民が耐え難い騒音被害に苦しめら れ、事故発生の不安にさいなまれており、厚木飛行場の特定防衛施設関係市町村となっ ている他市と同じ状況であることから、本市についても、同飛行場の特定防衛施設関連市 町村に指定し、特定防衛施設周辺整備調整交付金の交付対象とするよう要望します。

(16)

(7)抜本的な騒音対策

ア 在日米軍再編の「最終報告」において、2014年(平成26年)までに空母艦載機を厚 木基地から移駐させることが日米両政府により合意されていますが、平成25年1月24 日には防衛省から、移駐が可能となる時期は、2017年(平成29年)頃になる見込みと の説明がありました。

しかしながら、多くの市民は、昼夜を問わず厚木基地の米軍機による騒音により、耐 え難い苦痛を強いられていることから、実情を改めてしっかりと認識し、2014年(平成2 6年 )までの移駐 に最 大 限努力 す るとともに、移 駐が実 現す るまでの間 につ いても、騒 音軽減に向けた措置を講ずるよう要望します。

具体的には、国における騒音対策として、住宅防音工事の助成対象区域を拡大する とともに、建築年次に関 わらず区域内のすべての住宅を助成対象とし、区域内は第Ⅰ 工法に一本化するなどの助成内容の充実を図ること、NHK 受信料補助制度の対象区 域を本市域の住宅防音工事区域へも適用することを要望します。

イ 市内所在のキャンプ座間や相模総合補給廠における米軍ヘリコプターによる訓練に ついては、住宅密集地上空では禁止とし、また、国の責任で代替訓練施設を米軍へ提 供するなど、米軍ヘリによる騒音問題の抜本的解決を図るよう要望します。

総務局渉外部渉外課長 髙野 好造 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 0 7

提案・要望の担当】

(17)

【 提案・ 要望の説明】

(1)交付税算定方法の見直し

都市部においては、交付税額の削減率が全国平均に比べ、非常に大きく、交付税算定 方法についても、都市部が担っている財政需要が的確に反映されていない状況にあります。 こうしたことから、都 市部 における財政需要を正 しく反映 させる仕 組みを構築し、健全 で持 続可能な地方財政運営の確立に向け、所要の交付税額が確保されるよう要望します。

(2)臨時財政対策債制度の明確な廃止

国の財源不足額を補てんするため、地方が発行する仕組みとなっている臨時財政対策 債制度は、臨時と称しながら平成13年度に導入されて以降、期間の延長を続け、平成25 年度まで制度が延長されることが決まっています。

臨時財政対策債の発行可能額は、本来、交付税として交付されるべきものですが、臨時 財政対策債は実態として赤字地方債であり、その元利償還金が翌年度以降の交付税で措 置されるとしても、地方債に依存

した財政措置は負担の先送りで あり、元利償還時の財政の硬直 化を招くことになります。

こうしたことから、平成26年度 以 降 は国の政 策目 的 により、臨 時 財 政 対 策 債 制 度 が安 易 に延 長 され ることがないようにす ると ともに、地 方 財 源 の不 足 につ い ては 、地 方 交 付 税 の法 定 率 引 上 げ によって対 応 し、交 付 税 と して直接交付されることを要望し ます。

1 都市部における財政需要を的確に反映さ せる仕組みを構築し 、 健全で持続可

能な地方財政運営の確立に向け、 所要の交付税額を確保するこ と 。

2 臨時財政対策債制度を廃止すると と も に、 地方財源の不足については、 地方

交付税の法定率引上げによっ て対応し 、 交付税と し て直接交付するこ と 。

総務省

【 提案・ 要望事項】

4 地方交付税制度の見直し

企画財政局財務部財務課長 矢部 祐介 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 6

提案・要望の担当】

本市の普通交付税額と臨時財政対策債発行可能額の推移

0.0 19.6

0.0 17.1

29.5 32.4 35.7 38.8 29.2

64.1 67.9 50.8

96.4

68.9 52.9

54.1 53.2 49.8 77.3

177.5 130.0

172.2

0 50 100 150 200 250

H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 年度

億円

臨財債発行可能額 普通交付税額

83.6 85.6 85.5 116.1

206.7 194.1

240.1

68.9 70.0 116.0

50.8

(18)

【 提案・ 要望の説明】

少子高齢化の進行等に伴い、管理不全な状態にある空き家が増加傾向にあり、防犯、防災、 環境衛生などの面で、市民の安全・安心そして快適な生活環境の確保の支障となっています。

空き家対 策を講じる上 では、所 有者の探 索が重要であり、現在 、登記 簿や住民票 、戸 籍に 記載された情報により探索していますが、登記簿に最新の異動情報が反映されていない場合 や、市 外在住 者や除 票 後一定期 間を経過しているなどの理由から住 民票の写しや戸籍 謄本 が取れない場合があるなど、当該情報による探索には限界があります。

こうした中、所有者を探索するにあたっての有力な情報として、固定資産税賦課に係る所有 者情報がありますが、地方税法上の守秘義務により、空き家対策を行う場合には活用ができな い状況にあることから、当該税情報の利用を可能とすることを要望します。

また、税額が最大で1/ 6に減額される固定資産税の住宅用地に対する課税標準の特例は、 管理不全な状態にある空き家も対象となるため、所有者が当該空き家を解体しようとする意欲 を失い、放置してしまう一因にもなることから、こうした空き家を特例の対象外とできるよう措置す ることを要望します。

さらに、空き家再生等推 進事業における「活用 事業」は、平成25年度 まで対象地域の拡大 が措置されていますが、平成26年度以降の対象地域の扱いが不透明です。都市部において 深刻化する空き家対策に活用できるよう、対象地域の拡大措置の継続を要望します。

1 空き家対策を行う 場合に、 所有者の探索のために税情報の利用を可能と する

こ と 。

2 住宅用地に対する固定資産税の課税標準の特例について、 管理不全な状態

にある空き家を対象外と できるよう 措置するこ と 。

3 空き家再生等推進事業における「 活用事業」 について、 平成2 6 年度以降も 対

象地域の拡大を行う こ と 。

総務省、国土交通省

【 提案・ 要望事項】

5 空き家対策

市民局生活安全課長 神藤 次郎 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 2 9

提案・要望の担当】

(19)

【 提案・ 要望の説明】

(1)一人ひとりの児童生徒に向き合うための教職員定数の改善

核家族化、情報化等の進展に伴い、児童生徒が抱える心の問題はますます複雑化・潜 在化しています。一方、新学習指導要領の実施による授業時数の増加により、教員が一人 ひとりの児童生徒の個別の問題と向き合う時間の確保が困難となっている現状があります。 このことから、法律の改 正による35人以下学 級 の実現や、生徒 指導等 で特別な指導が 行われる場合に措置 される「児童生徒支援加 配」の充実による教職員定数の改善により、 教員が一人ひとりの児童生徒に向き合う環境の整備を図られるよう要望します。

(2)適応指導教室のための教職員の加配定数措置

増加する不登校の児童生徒の学校生活への復帰を支援するため、それぞれの在籍校と 連携をとりつつ、集団での指導、教科指導等を組織的、計画的に行う適応指導教室の役割 が重要であります。

しかし、適応指導教室における、教職員の配置については、現在、地方自治体が独自に 措置をしている状況です。

このことから、適応指導教室に係る教職員について、義務標準法に基づく加配定数とし て措置するよう要望します。

(3)スクールカウンセラー等の活用に対する国庫補助の確実な確保

児童生徒が抱える心の問題を解決するためには、スクールカウンセラーやスクールソー シャルワーカーの活用による教育相談機能の充実が効果的であります。

このことから、スクールカウンセラー等の活用に対する国庫補助の安定した確保を要望し ます。

1 法律の改正による3 5 人以下学級を実現するこ と 。 また、 生徒指導等で特別な

指導が行われる場合に措置さ れる「 児童生徒支援加配」 を充実するこ と 。

2 適応指導教室のための教職員について、 義務標準法に基づく 加配定数と し て

措置するこ と 。

3 スク ールカ ウンセラ ー等の活用に対する国庫補助を確実に確保するこ と 。

文部科学省

【 提案・ 要望事項】

6 教職員定数の改善等

教育局学校教育部教職員課長 奥村 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 7 9 教育局学校教育部青少年相談センター所長 小畑 弘文 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 8 5

提案・要望の担当】

(20)

【 提案・ 要望の説明】

国民健康保険は、構造的に高齢者や低所得者を多く抱えていることや、医療の高度化によ る医療費の増加などにより、その財政基盤は極めて脆弱であります。こうした中、本市を含む多 くの保険者では一般会計から国保特会への多額の繰出しを行う現状にありますが、事業の健 全な運営に向け、懸命に取り組んでいるところであります。

医療保険制度を含む社会保障制度改革については、昨年成立した社会保障制度改革推進 法に基づ き、社会 保障 制度改革 国民会 議にお いて議 論が行 われてお ります が、国民健 康保 険が抱える構造的課題については、小手先の改革で対応できるものではありません。

このことから、医療保険制度を一本化するなど抜本的改革の早期実現や、これが実現するま での間は国庫負担の引上げなど十分な財政措置を行うよう要望します。

また、制度改正に伴い生じるシステム改修経費等についても、国の責任において財政措置 を行うよう要望します。

1 国民健康保険の構造的課題を解決するため、 医療保険制度を一本化するな

ど、 抜本的改革を早期に実現するこ と 。

2 制度改正に伴い生じ るシステム改修経費等について、 国の責任において財政

措置を行う こ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

7 国民健康保険制度の抜本的改革

健康福祉局保険高齢部国民健康保険課長 岩本 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 3 5

提案・要望の担当】

国保特会への繰出金の推移(単位:百万円)

5 ,0 0 0 6 ,0 0 0 7 ,0 0 0 8 ,0 0 0 9 ,0 0 0

H 1 9 H 2 0 H 2 1 H 2 2 H 2 3

(21)

【 提案・ 要望の説明】

水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎の4ワクチンについては、平成25年度中に 定期接種化への結論を得ることとなっていますが、財源の確保、ワクチン供給体制の確立など の課題を整理する必要があり、早期の定期予防接種化は不明確です。これらの課題を解決し、 早期に定期接種を実現するよう要望します。

また、平成25年度から、20%から90%に普通交付税の拡充がされましたが、財源が明確に 示されているわけではありません。自治体によって接種費用にばらつきがあることから、普通交 付税算定基準によっては地方自治体により財政負担の差が生じる可能性があります。

なお、予防接種法では、受益者負担を求めることができるとされていますが、A類の定期予 防接種はほとんどの市 町村にお いて全 額公費 負担をしている状 況にあります 。今後 、定 期予 防接種が増えれば、自治体の財政負担はさらに増加することになります。

自治事務としての予防接種事業を安定して実施することができ、ひいては、疾病の発生、ま ん延防止、市民の健康 保持に寄与することができるよう、広 く接種を促進していくことが望まし いとされたワクチンを定期予防接種に位置づけ、国が責任をもって財源を全額確保することを 要望します。

【 提案・ 要望事項】

1 予防接種法の一部を改正する法律案に対する附帯決議において、 定期予防

接種の対象と するこ と について検討するこ と と さ れた、 水痘、 おたふく かぜ、 成人

用肺炎球菌、 B 型肝炎の4 ワク チンについて、 疾病の発生、 まん延防止の観点

から 、 早期に定期接種化するこ と 。

2 定期接種に係る財源については、 地方自治体の財政負担が生じ ないよう 、 国

の責任において全額国庫負担と するこ と 。

厚生労働省

8 任意予防接種の早期定期予防接種化と 財源確保

健康福祉局保健所疾病対策課 大澤 一則 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 4 6

提案・要望の担当】

604,998千円

785,193千円 782,751千円

1,052,021千円

2,022,827千円

112,273件

129,614件 123,864件

161,154件

241,395件

平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 相模原市予防接種事業(決算額・接種件数)

(22)

【 提案・ 要望の説明】

妊婦健康診査制度については、これまで、基金により市町村へ補助がされていましたが、平 成25年1月の「平成25年度における年少扶養控除等の見直しによる地方財政の追加増収分 の取扱い等について」(3大臣合意)により基金が廃止され、平成25年度は地方交付税措置に より一般財源化されました。

しかし、安定した公費負担制度の継続実施を勘案すると、恒久的な財 源措置でないと制度 の維持に支障をきたすものと考えられます。

このことから、妊婦に負担を生じさせないよう、安心で安全な妊娠・出産ができる環境整備の ために、出産までに必要とされる妊婦健康診査の費用については、安定した公費負担制度の 継続実施に必要な財源確保を図り、地方交付税措置ではなく全額国庫負担とするよう要望しま す。

また、全国どこでも安心して妊娠・出産できる体制を確保するため、国の責任において全国 一律の恒久的な妊婦健康診査制度を確立するよう要望します。

1 妊婦健康診査の費用について、 安定し た公費負担制度の継続実施に必要な

財源措置について、 地方交付税措置ではなく 全額国庫負担と するこ と 。

2 全国どこ でも 安心し て妊娠・ 出産できる体制を確保するため、 国の責任におい

て全国一律の恒久的な妊婦健康診査制度を確立するこ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

9 妊婦健康診査公費負担制度の見直し

健康福祉局保健所健康企画課長 沖津 茂寿 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 4 5

提案・要望の担当】

(23)

【 提案・ 要望の説明】

保育所の待機児童解消は喫緊の課題であり、保育需要は今後も増大すると見込まれて います。本市では、様々な手法を用いて、待機児童の解消に向けた取組を進めておりま すが、引き続き、地域の実情に応じた施策を展開できるよう、地方にとって、より自由 度が高く、活用しやすい財政措置を講ずるよう要望します。

また、待機児童の解消に向けては、公立保育所もその一翼を担っており、定員増を図 るための改修や老朽化した施設への対応など、公立保育所の保育環境整備を進めるため に活用が可能な財政措置についても併せて要望します。

1 地域の実情に応じ た施策を展開できるよう 、 地方にと っ て、 より 自由度が高く 、

活用し やすい財政措置を講ずるこ と 。

2 公立保育所の定員増を図るための改修や老朽化し た施設への対応など、 保

育環境整備を進めるために活用が可能な財政措置を講ずるこ と 。

厚生労働省

【 提案・ 要望事項】

1 0 保育所の待機児童解消に向けた財政措置

健康福祉局こども育成部保育課長 阿部 菊良 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 9 8 1 2

提案・要望の担当】

8,488

9,073

9,383

9,580

9,876

23.10%

24.79%

25.57%

26.30%

27.23%

22.00% 23.00% 24.00% 25.00% 26.00% 27.00% 28.00% 29.00% 30.00%

8,000 8,500 9,000 9,500 10,000

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年

要保育児童 率/ %

児童数/ 人)

入所申込者、要保育児童率の推移 入所申込者数 要保育児童率

439 514

460

244

132

0 100 200 300 400 500 600

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年

児童数/ 人)

相模原市 待機児童数の推移

平成21∼25年4月1日現在)

(24)

これらにより

● 従事する労働者の労働意欲を高め、安全かつ良質

な事務及び事業の確保を図る

● 市民が安心して心豊かに暮らせる市民生活の実現

● 公契約の基本方針を定める

● 契約において一定の労働報酬下限額を保障

そして

【 提案・ 要望の説明】

現在、全国の地方自治体等で発注している工事等の入札では、景気低迷を背景とした低価 格競争が散見され、労 働環境の悪化、とりわけ労働報酬の引下げなど、労働者へのしわ寄せ が心配される状況にあります。

労働環境の悪化は、雇用不安及び労働意欲の喪失を生み、工事の品質確保にも影響が懸 念され、結果として市民の生活にも悪影響を与える可能性があります。

本市においては、平成24年4月より「相模原市公契約条例」を施行し、地方自治体自ら公共 工事や委託業務における労働者の適正な労働条件の確保に取り組んでおります。

低賃金労働は、本質的に労働・雇用政策であり、公共事業における公正な賃金・労働条件 の確保等については、全国的な課題であるため、公契約法等の制定について、国が主体とな った法整備を要望します。

・ 公共事業における公正な賃金・ 労働条件の確保のため、 公契約法等の制定に

ついて、 国が主体と なっ た法整備を行う こ と 。

厚生労働省

企画財政局財務部契約課長 鈴木 克己 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 1 7

【 提案・ 要望事項】

提案・要望の担当】

1 1 公契約法の制定

相模原市公契約条例

本市条例に基づいた労働報酬下限額(平成 2 5 年度)

・業務委託 ⇒ 8 8 5 円(時給)

・工事 ⇒ 公共工事設計労務単価の9割

(25)

【 提案・ 要望の説明】

(1)リニア中央新幹線の早期建設について

現在、全国新幹線鉄道整備法に基づく手続が進められているリニア中央新幹線につい ては、平成23年6月に、本市域へ神奈川県駅が設置されることが公表されました。

本市においては、リニア中央新幹線の市内への駅設置を促進するとともに、駅設置のイ ンパクトをいかして首都圏南西部における広域交流拠点都市の形成を図ることを目指して、 魅 力 ある都 市 づ くりを進 めていることから、全 国 新 幹 線 鉄 道 整 備 法 に基 づ く「工 事 実 施 計 画」の認可など、早期着工に向け、必要な手続きを着実に進めることを要望します。

(2)小田急多摩線延伸事業の促進

ア 都市鉄道等利便増進法に基づく補助制度の拡充

これまでの検討の中で、事業スキームとしては、平成17年に創設された「都市鉄道等利 便増進法」に基づく補助制度の活用を想定しておりますが、より柔軟に活用できるよう、収 支採算性を見込む前提となる償還期間を30年から40年に延長するなど、補助制度の拡 充を図るよう要望します。

イ 田名地区を経由し、愛川・厚木方面への延伸の国の計画への位置付け

田名地 区を経 由し、愛 川・厚 木方 面への更なる延 伸は、首 都圏 南西 部の交 通ネットワ ークの充実や利便性の高い公共交通網の形成を図る上で重要な役割を担うものであり、 平 成 22年 4月には、相模 原 市 都市 計画 マスター プランにお いて、小田 急 多 摩線 の唐 木 田から上溝までの延伸に加え、田名地区を経由し、愛川・厚木方面への延伸について新 たに位置付けました。

本市としても更なる延伸に向けて必要な検討調査を進めていることから、国においても 計画に位置付けられるよう要望します。

1 リ ニア中央新幹線の早期着工に向け、 全国新幹線鉄道整備法に基づく 「 工事

実施計画」 の認可など、 必要な手続きを着実に進めるこ と 。

2 小田急多摩線延伸の促進に向け、 都市鉄道等利便増進法に基づく 補助制度

の拡充をすると と も に、 田名地区を経由し 、 愛川・ 厚木方面への延伸について国

の計画に位置付けるこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 2 リ ニア中央新幹線の早期建設・ 小田急多摩線延伸の促進

(26)

都市建設局まちづくり計画部広域交流拠点推進課長 小池 ℡0 4 2 - 7 0 7 - 7 0 4 7 都市建設局まちづくり計画部交通政策課長 小林 輝明 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 4 9

リニア中央新幹線 概略駅位置

小田急多摩線延伸構想

提案・要望の担当】

米軍 相模総合補給廠

相模原

(27)

【 提案・ 要望の説明】

(1)首都圏三環状道路の整備促進

首 都 圏は、我 が国 における政 治・経済 ・文 化の中 枢 として、高 度な都市機 能が集積 し、 日本全体の成長と発展を牽引する役割を果たしており、国際社会においても世界有数のビ ジネス拠点として重要な機能を担っています。

近年、東アジア諸国がめざましい経済発展を遂げている中にあって、我が国の国際競争 力の強化が急務となっており、その成長エンジンとして首都圏に求められる役割が高まって います。このため、首都 圏の拠点となる都市が自立性を高めつつ、相互の連携・交流を強 化することにより、一体的な発展を図ることが、ますます重要となっています。

このことを具体化するためには、拠点都市間を結ぶ広域交通ネットワークを強化すること が極めて重要であり、特に首都高速中央環状線、東京外かく環状道路、首都圏中央連絡 自動車道(圏央道)の首都圏三環状道路の早期の整備が不可欠なことから、国の責任にお いて計画的な事業実施を図るよう要望します。

(2)広域的道路ネットワークの構築に向けた主要道路の早期整備

都市機能の集積とともに産業の活性化を図り、活発な交流を促進するために、広域的な 交通体系を確立し、周辺都市との交通利便性の高い環境を整える必要がありますが、都市 間を結ぶ骨格的な道路としての国道16号や国道20号は慢性的に渋滞しています。

このことから、本市の骨 格を形成する体系的な道路網を整備するため、一般国道(指定 区間)の渋 滞解 消に向 けた道 路改 良などの早 期整備 及び 整備 に必要 な財 源の確 保を要 望します。

1 首都圏三環状道路を早期に整備するこ と 。

2 一般国道( 指定区間) の早期整備及び整備に必要な財源を確保するこ と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 3 首都圏三環状道路などの主要道路の整備

(28)

都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3

提案・要望の担当】

首都圏三環状道路

国道16号・20号

国土交通省 HP より

国道2 0 号

国道1 6 号

(29)

【 提案・ 要望の説明】

人口減少社会においても、住民の暮らしを維持し、さらに向上させるためには、社会資本の 整備や安定的な維持管理が必要となりますが、三位一体の改革の際に地方財源の総額は大 幅に削減され、地方の実情に即した行財政運営を行うことが困難となっています。

今後も地方の社会資本の整備や維持補修、特に倒壊損傷のおそれのある、道路、橋りょう、 下水道などの都市基盤施設の耐震性向上や長寿命化、近年多発する局地的集中豪雨等によ る浸水被害の早期解消を図るための雨水管整備や貯留・浸透施設の整備、公共用水域の水 質汚濁負荷軽減等を図る合流式下水道区域の分流化事業に対する財源確保を要望します。

また、社会資本整備総合交付金の基幹事業である「狭あい道路整備等促進事業」について は、防災対策、交通安全対策としても重要な事業であるものの、平成25年度までの制度となっ ております。市の財政に与える影響が大きいため、制度を延長するよう要望します。

さらに、地方道路整備臨時貸付金(無利子貸付金)の制度は、国直轄事業負担金制度にも 適用できる仕組みでしたが、平成24年度末で廃止されました。国直轄事業負担金の見直しが 不明確な中での廃止はバランスを欠くことであり、本市財政への影響も重大です。当該負担金 制度がある限り、本貸付金と同種の機能を持つ仕組みを創設するべきであり、対応策を講ずる よう要望します。

1 道路、 橋り ょ う 、 下水道などの都市基盤施設の整備や維持補修、 特に耐震性

向上や長寿命化のための必要な財源を確保するこ と 。

2 狭あい道路の整備促進に係る補助制度を平成2 6 年度以降も 継続するこ と 。

( 社会資本整備総合交付金)

3 旧地方道路 整備 臨時貸付金と 同様の 仕組みの創 設など、 対応策を講ずるこ

と 。

国土交通省

【 提案・ 要望事項】

1 4 社会資本の整備・ 維持のための財源確保

都市建設局土木部土木政策課長 永瀬 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 3 7 3

提案・要望の担当】

(30)

【 提案・ 要望の説明】

現在、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備が進められており、本市においても、本年 3月に相模原愛川インターチェンジが開通し、さらに平成26年度には相模原インターチェンジ の開通が予定されております。

こうした自動車専用道の整備により、インターチェンジ周辺の土地利用の重要性が大きく高 まり、そのポテンシャルを活かした産業基盤整備に取り組むことは、本市及び周辺圏域におけ る最重要課題の一つであります。

当該地は、農業振興地域に含まれており、多くの農地が存在し、保全と開発という相反する 課題を抱えることとなりますが、その解決のための方策は、地域の責任に基づき主体的に行う べきものであります。

現行の農業振興地域制度における権限は都道府県が有しておりますが、大臣又は知事との 協議について、その廃止又は同意を要しない協議へ変更するなど、地域の特性に応じた農地 の利用と保全を可能とするよう、所要の措置を要望します。

1 農業振興地域の整備に関する法律( 以下「 農振法」 ) 第1 3 条における農用地

除外基準を見直すこ と 。

2 農振法第4 条の農業振興地域整備基本方針における大臣と の協議の廃止又

は同意を要し ない協議への変更などの関与を見直すこ と 。

3 農振法第8 条の農業振興地域整備計画における知事と の協議の廃止又は同

意を要し ない協議への変更などの関与を見直すこ と 。

農林水産省

【 提案・ 要望事項】

1 5 農業関係法令の基準の見直し 等

都市建設局まちづくり事業部拠点整備課長 佐久間 和彦 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 9 2 5 4 環境経済局経済部産業政策課長 大貫 雅巳 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 3 7

提案・要望の担当】

(31)

【 提案・ 要望の説明】

(1)警察の体制強化

治安の維持、犯罪の抑 止は、良好 な市民生活 を送る上で不可欠 な課 題であり、地域の 治安を維持するため、警察署の整備や交番の増設等に係る財政措置を講じ、警察の体制 強化を図るとともに、防犯対策を強化するよう要望します。

(2)警察法の改正

警察法第38条第1項では、都道府県知事の所轄の下に都道府県公安委員会を置くこと となっており、同条第2項において、指定都市を包括する県(指定県)の公安委員会の委員 は5人、それ以外の県 は3人と定められ、同法 第39条で指定県の委 員のうち2人は、当該 指定都市の市長がその市の議会の同意を得て推薦したものについて、知事が任命するこ ととされています。

平成22年4月に本市が指定都市に移行し、神奈川県は3つの指定都市を包括すること になりましたが、警察法は改正されず、警察法施行令の改正により、神奈川県では5人の委 員のうち2人の委員について、指定都市の輪番制により推薦することとなりました。

現在の都道府県公安委員会の委員構成の在り方は時代の変化に即していない制度で あると考えられることから、県内3つの指定都市から常時、委員を推薦できる制度となるよう、 早急に警察法の改正を要望します。

1 警察署の整備や交番の増設等に係る財政措置を講じ 、 警察の体制強化を図

ると と も に、 防犯対策を強化するこ と 。

2 県内3 つの指定都市から 常時、 都道府県公安委員会委員を推薦できるよう 、

早急に警察法を改正するこ と 。

警察庁

【 提案・ 要望事項】

1 6 警察の体制強化・ 警察法の改正

市民局生活安全課長 神藤 次郎 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 8 2 2 9

提案・要望の担当】

(32)

【 提案・ 要望の説明】

本市を管轄する横浜地方裁判所相模原支部(相模原市及び座間市を管轄)においては、県 内で唯一、合議制の裁判が行われておらず、管内で発生した刑事重大事件や医療過誤訴訟 などの裁判は、横浜地方裁判所で行わざるを得ない状況にあります。

また、「裁判員制度」についても、合議制の裁判が前提となるため、相模原支部においては 実施されておりません。

地元弁護士会からも要望が出されており、市民 に身近な司法の場を確保する観点から、合 議制裁判の実施を要望します。

・ 市民に身近な司法の場を確保する観点から 、 横浜地方裁判所相模原支部に

おいて、 合議制裁判を実施するこ と 。

最高裁判所、横浜地方裁判所

【 提案・ 要望事項】

1 7 横浜地方裁判所相模原支部における合議制裁判の実施

市民局区政支援課長 藤田 雅之 ℡0 4 2 - 7 6 9 - 9 8 1 4

提案・要望の担当】

(33)

平成26年度

国の施策・制度に関する提案・要望書

相模原市 企画財政局 企画部 企画政策課

〒252-5277 相模原市中央区中央2丁目 11 番 15 号 TEL 042−769−8203

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